当店に置いている「ヤーコン茶」や「ヤーコンスーパー」を販売するに当たり、良き販売員になってくれる「ヤーコン嬢」です。
店頭は日が当たらないから、鉢植は4月末頃に3、4鉢作り、自宅で養生しつつ、毎週交替交替で店にもってくるようにしています。その種芋は、前年の鉢植えで育ったものを使いますが、年によっては早く枯れてしまって種芋ができないことがあり、その場合は畑で育ったヤーコンの種芋を使うことにしています。
下の写真は5月中頃の大きさです。
ある程度成育したら、運搬や水やりに支障をきたすから、上部をバッサリ刈り取り、新たに芽吹かせるのですが、それがために枯れてしまうこともあります。
下の写真は、うまくいった7月中頃の姿です。
たいていは11月下旬にはみすぼらしい姿になりますが、うまくいくと年越しし、まれに花を付けることもあります。
2018年は3鉢(「アンデスの乙女」の苗を使用して)作りましたが、1鉢は真夏の猛暑で枯れ、もう1鉢も秋に枯れましたが、残り1鉢は11月下旬に珍しく花を幾つも付けてくれました。
(2018年11月22日撮影)
晩秋以降に枯れたヤーコンには小さな食用部芋が付きますが、とても食えたものではなく、その上部にできている種芋は再び植木鉢で芽吹かせます。小さいものはそのままで1鉢に、種芋がよくできていれば株分けして2、3鉢にしています。
ヤーコンは環境適応力が強く、鉢植環境を記憶していきますから、2年目、3年目には厳しい条件ながら元気さが出てきます。
1月に入ってからは見た目も悪くなり、店頭に飾るにはみっともなく、自宅の納屋の軒先に起き、水やりもせず放置しておきます。
時には3月まで枯れないことがありますが、みすぼらしくなります。
下の写真は2018年3月13日のものです。
非常にまれですが、珍現象を起こすヤーコン苗です。過去記事から紹介。
(2018年5月23日)
今年も例年どおり1000ポットほどヤーコンの苗を作り、あちこち配布し、最終出荷が5月22日でした。苗場から順次運んできて段ボール箱に詰めていく途中で、とんでもない苗を目にしました。
ヤーコンの花は、朝晩冷え込むようになる10月下旬から少しずつ咲き出すのですが、何と苗の段階で大きな花を付けていたのです。
花が大きいといっても、それは相対的なものでして、晩秋に見ると、ヤーコンの図体が人の背丈ほどもありますから、それはそれは小さな花です。
でも、まだほんの小さな苗の段階、背丈は4cm、花の直径は1cm。
いやあ、これにはビックリしました。これまで約20年、2万鉢ほどのポット苗を作ってきたのですが、こんなことは過去になかったです。
この珍しい苗を小さめの植木鉢に植え付け、店頭で飾ることに。下の写真です。
なお、品種は「アンデスの乙女」です。

(後日追記)
残念ながら、この鉢植のヤーコンは猛暑で枯れてしまい、子孫を残せませんでした。
<2024年観賞用ヤーコンの鉢植づくり>
4.15昨年同様、アンデスの雪、アンデスの乙女を大きな植木鉢に1鉢ずつとした。
ポット苗づくりをしたときに余った苗で、複数芽が出ているものを3個埋め込み。
なお、用土は花プランターの残土を主に、昨年のヤーコン鉢の土も少し入れ、牛糞堆肥を少々混ぜた。後日、肥料入れ込みの予定。
5.6アンデスの乙女は複数の芽吹きがあったが、アンデスの雪の芽吹きがなく、ポット苗で芽吹きが複数のもの2ポットを植木鉢に埋め直し。
5.7店頭へ2鉢とも持ってきて陳列。
8.6梅雨時まではけっこう成長し、十分に鑑賞できたが、梅雨明け後は猛暑につき弱々しくなった。猛暑日には日中は店内に避難するも、定休日は店内に置いておいても38℃超えにもなり、今日はみすぼらしい姿に。残念だが、処分することにした。
<2023年観賞用ヤーコンの鉢植づくり>
(4月17日)
昨シーズンは3鉢作ったが、いずれも晩秋には枯れて、芋ができなかった。
よって、今年は、ポット苗づくりをしたときに余った良品の苗を、大きな植木鉢に、3個固めて埋め込み。アンデスの雪、アンデスの乙女を1鉢ずつとした。
なお、用土は花プランターの残土を主に、牛糞堆肥を混ぜ、少々有機肥料粒を入れた。
(6月27日)見頃となったヤーコンの鉢植 左:アンデスの雪、右:アンデスの乙女
<2022年観賞用ヤーコンの鉢植づくり>
(4月14日)
昨シーズンは晩夏には3鉢が枯れ、冬までもったのは1鉢であった。
冬に枯れたヤーコン鉢植は種芋ができていそうで、それが芽吹いてきた。それを植え替えて1鉢作る。予備に2鉢用意することとし、先日ポット苗づくりしたときに残ったクズ種芋(アンデスの雪)を3個ずつ植え付けて鉢植にした。
(4月28日)
予備2鉢にクズ種芋を植え付けた鉢は芽吹きが悪く、今日、ポット苗の手入れをしたとき、ゴチャゴチャッと複数芽吹いた苗(これは処分する)を植え直す。鉢植は脇芽の伸びが悪いので、こうした不良苗が鉢植に適する。
(5月31日)
十分に鑑賞に堪える姿になったので、3鉢とも店頭で飾ることに。
冬越しできた鉢はアンデスの乙女で、他の2鉢(アンデスに雪)より育ちが悪い。
<2021年観賞用ヤーコンの鉢植づくり>
(5月10日)
冬越しヤーコンは今年はなく、鉢植したものからの再生はできず。
よって、ポット苗を鉢植することに。
例年、1本立ちの優良苗を1ポット(最近は2、3ポット)を大きめの植木鉢に植えるのだが、今年はクズ苗(数多く小さな芽が出ているもの)を2、3ポット植え付けた。
たぶんクズ苗は生育が悪いであろうから、あまり大きくならず、店頭に飾るのに都合がいいのではなかろうか。
アンデスの雪、アンデスの乙女、各2鉢を用意した。当分の間、自宅玄関先で養生。
(5月20日)
けっこう生育し、鑑賞できる状態となったので、店頭に1鉢持ってきて飾る。
<2020年観賞用ヤーコンの鉢植づくり>
(5月11日)
冬越ししてくれた鉢(アンデスの乙女)から春に芽吹き、けっこう大きく生長してきています。これは引き続き、店頭に飾ることとします。
![DSCN0717[1].jpg](https://miyake2y.up.seesaa.net/_imagesblog_db5yahkon-oyaji/DSCN07175B15D-thumbnail2.jpg)
1鉢では夏に枯れたたりみっともなくなったりしますから、別途3鉢(アンデスの雪)を今日作ることとしました。
今、苗を育苗中で、見栄えの悪い大きな苗を使用。1本立ち3株を1鉢に、複数本立ち2株を2鉢に入れることに。畑に植えるときは1本立ちを使いますが、鉢植だと脇芽があまり出ず、鉢の景観が悪くなるので、初めから複数本をかためて植え付けることにしています。
用土は冬花プランターから取り出したものに牛糞をまぶし、有機肥料ペレットを若干いれました。当分、庭先で養生します。
(9月9日)
今年はお盆頃からの猛暑により、鉢がやかんで枯れたり、弱々しくなり、店頭での鑑賞に耐えなくなったので、自宅の庭陰に引っ越し。
<2019年観賞用ヤーコンの鉢植づくり>
(2月25日)
今日、とても暖かく4月6日の陽気となり、今後とも暖かい日が続くとの予報ですから、例年より早いですが、新たな鉢植を3鉢作ることとしました。
冬に枯れてしまった鉢を空けてみると、びっしり根張りしており、小さな芋が数個付いており、その上にかわいらしい芽がけっこう付いていました。
そこで、芋付きのまま3つに分割し、大半の根は千切り取りました。
用土は、鉢から取り出した土と秋に枯れた鉢の土に、牛糞堆肥を加えて3鉢分の用土を作り、そこへ埋め込み、たっぷり水やりしておきました。
養生は玄関先の軒下で、まずまず日が当たる所です。
ときおり水やりすることにします。
昨年はずんぐりむっくり生育し、あまり大きくならず、管理が楽でしたが、今年も同様な生育をしてくれることを期待しています。
(8月26日)
3鉢のうち2鉢を自宅で管理していたが、1鉢は水涸れで枯れ、もう1鉢は原因不明で枯れてしまった。残り1鉢は店頭で飾っているも、少々やせ衰えた感じです。
(2020年4月)
暖冬であったし、3月も冷え込みがなく、店の軒下に置いておいたヤーコンは枯れることなく冬越ししてくれ、新芽が吹き出し、昨年からの伸びた茎はさすがみっとない姿になっていますので、切り取りました。
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