3.1 暖かい3月になりそうだ、何もかも早植え早蒔きしちゃえ

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ヤーコンに関するものは、このブログで再掲することにします。

 2月26日の日記に書いたが、昨日今日で4種類の野菜の作付けを目論んだ。うち、チマサンチュと夏大根は本来ならビニールシートでトンネル仕立てして防寒せねばならないのだが、週間予報や10日間予報では暖かい3月となるゆえ、そんなことはお構いなしに露地植え、露地蒔きすることとした。大いなる手抜き農法。
 まあ、これは暖冬だった昨年と同様ではあるが、それ以外に思わぬものまで早植えすることにした。何と2か月早い定植である。それは、ヤーコン芋である。
 27日に記事にした福岡県にお住まいの方にヤーコンの種芋の塊を2品種、今日送った。うち1品種「アンデスの乙女」は昨日掘った1畝から得たものであるが、半分しか送らなかったので、随分と残りが出た。例年なら、これは畑に埋めておき、3月20日頃に掘り出して種芋切りし、苗床に埋め込んで防寒措置をするのだが、随分と手間のかかる栽培法である。でも、これは苗床で芽吹きかけた種芋をポット苗づくりをしてヤーコン栽培普及活動に資するためには必須の手順である。
 ところで、今季予定している「アンデスの乙女」の植え付け畝は2畝とも完成している。もう植え付けていい状態にある。当地より温暖な福岡では3月上中旬に種芋を畑に直植えするという。今年の当地の3月は福岡並みであろうから、うちも早々に畑に直植えしちゃえ、である。
 そこで、残った「アンデスの乙女」の塊茎(種芋の塊)を大きく切り分け、30個強の種芋を作った。1つの大きさは過半が百数十gから数十gもある。ポット苗づくりをするときは、ポットに入るよう最大20g(ヤーコン大規模栽培農家の標準)で、5gほどのものも作るが、福岡の方はこぶし大のものを直植えされておられるから、それに倣った次第。
 それを早速畑に持っていき、株間60cmほどを取って並べていき、1畝15株となった。余りが3個、これは10gほどの切れ端だが、この大きさでも十分に生育するから、予備苗として畝の端に置く。そして、手で畝の峰をかき分け、ひょっとして冷え込みがあってもいいように少々深めに植え付け。随分と手抜きでヤーコン栽培をスタートさせることができた。
 畑にはまだ1畝「アンデスの雪」が残っている。これは3月20頃に掘り出し、その種芋は細かく切り分け、ヤーコン栽培の普及に使うのが例年のやり方だが、この種芋も「アンデスの乙女」と同様に、その場で切り分けて、予定している3畝に直植えしてしまおう。
 11月から1月に掘ったヤーコン畝から出た種芋は畑の一角で冬越しさせており、1月に掘った「アンデスの雪」の種芋は福岡の方に全部差し上げたが、11月と12月に掘った2品種各1畝の種芋でヤーコン普及活動用のポット苗を作ればいい。こうなると、例年1000ポットほど作るが、今年は数百ポットになろうも、これだけあれば十分だろう。体力的にもこの程度が適量だ。
 というようなわけで、ヤーコン栽培・普及活動ともに、今年から随分と省力化したところです。だんだん楽に楽に、と、やり方を変えていこうじゃないか。

この記事へのコメント